ずっと両親の金銭管理のことで頭を抱えてきました。
どうやっても、家計の管理がうまくできないんです。
私がサポートしようとしたものの、仕事があったり、なかなかうまくいきませんでした。
そんな中で、どうにかできないかと悩んでいたところ、
調べてみたら住んでいる市の社会福祉協議会で相談にのってもらえることを知りました。
社会福祉協議会への相談
正直、最初は「お金の管理まで他人に頼るのはどうなんやろ?」って思いました。
でも、両親が支払いを忘れてたり、お金を使いすぎたりするのを見ていると、
このままでは大変なことになると感じていました。
そこで思い切って社会福祉協議会に相談することにしました。
社会福祉協議会の窓口に電話して、事情を説明すると、すぐに面談の日を設定してくれました。
担当の方はとても親切で、「お金の管理が難しくなってきたというのは、よくあることですよ」と言ってくれたので、
少しホッとしました。
いろいろなサービスがある中で、両親の状況に合ったサポート方法を一緒に考えてくれました。
日常生活自立支援事業の利用
社会福祉協議会が提案してくれたのは、「日常生活自立支援事業」というサービスでした。
このサービスでは、専門の支援員が毎月訪問して、金銭管理のサポートをしてくれます。
支払いが必要なものを確認してくれたり、通帳や印鑑を安全に管理してくれたりするんです。
「こんなサービスがあるんや!」と、正直、驚きました。
両親も最初は「他人にお金のことを任せるなんて心配や」と言っていましたが、
社会福祉協議会の方が丁寧に説明してくれて、次第に納得してくれました。
支援員の方もとても気さくで、「困ったことがあれば何でも相談してくださいね」と言ってくれたので、
両親も少しずつ信頼を寄せていきました。
実際にサービスを利用してみて
サービスが始まってから、両親の生活は少し落ち着いてきました。
二週間に一度の頻度で訪問にきてくれて、
年金が入る銀行口座から決められた金額を引き出して両親に現金で渡してくれます。
その予算で二週間を生活するのです。
もちろん今週は物入りだから、少し多めにお金がいるなどのときは、事前に連絡しておくと、用意してきてくれます。
また、支援員さんが訪問することで、両親にとってはちょっとしたおしゃべり相手にもなっているようです。
「この間、支援員さんがこんな話してくれたで」なんて、私たちにも話してくれます。
お金の管理だけでなく、ちょっとした見守りにもなっている感じがして、家族としても安心できる部分が増えました。
家族の気持ちも少し楽に
家族としては、両親のお金の管理をサポートするのが当たり前と思っていましたが、現実的には難しいことも多いです。
仕事や自分たちの生活もあり、全部を背負いきるのは正直しんどいこともありました。
でも、社会福祉協議会のサポートを受けることで、私も少し気持ちが軽くなった気がします。
もちろん、まだまだ気になることはありますが、こうして少しずつ支援の輪が広がっていくのは心強いものです。
これからも支え合いながら
社会福祉協議会にお金の管理をお願いするというのは、正直最初は抵抗がありました。
でも、両親や自分のことを思うと、この選択は間違っていなかったと思います。
両親はもちろん、私も安心して日常を過ごせるように、これからもサポートを受けながら、
家族で支え合っていきたいと思っています。
お金の管理に悩んでいる方は、ぜひ一度、社会福祉協議会に相談してみてください。
思いがけないサポートが得られるかもしれません。
そして、家族みんなで無理なく支え合える環境を作っていきましょう。
私たちもまだまだこれからですが、両親のためにできることを少しずつ続けていきたいと思います。