私の両親は、昔からお金についてルーズでした。
限られた収入の中で、やり繰りするということが両親二人とも出来ないのです。
おまけに、ギャンブルも好きで借金したり、本当に好き放題。
私も、今となっては笑い話としてネタとして話をすることができるようになりましたが、
本当に苦労させられました。
そして、両親も老後を迎え数年経ち、またお金問題でちょっと一苦労しています。
両親のお金のことなんて、周囲にもあんまり相談しにくいですよね。
今日は、お金にルーズな両親に対して私が取った対策をご紹介します。
両親の状況
５年前に、母の介護の関係でボロアパートから団地へ引越しました。
母は歩けなくなってしまったため、買い物や家事は父がすることになりました。
父は70歳までサラリーマン生活。
65歳から70歳までは父の厚生年金と会社からの給料と母の年金で生活していました。
ですので、70歳までは、たまに息抜き（おそらくギャンブル）しつつも、なんとか暮らせていけていた印象です。
そして、70歳を過ぎて収入が減ってからここのところ、ちょっと生活が回せていないようでした。
私が公共料金等が滞納していることに気付いたのですね。
督促が来たら延滞料と共に支払いはしていたようなのですが、遅れ遅れで訳がわからなくなっている様子でした。
対策①収支をはっきりさせる
私がもっと金銭的に支援できればいいんですが、それもままならないので、家計のチェックをおこなうことにしました。
私はとりあえず実家へ行って、収支を洗いざらい書き出しました。
収入は２ヵ月に1回支給される年金のみ。
固定費の公共料金、新聞代、病院代等を差し引いて、１か月5万円くらい残る算段となりました。
老人二人、まあちょっとギリギリかもしれませんが、なんとか生活できるかなって思いました。
払うもの払って、残りで生活するって、基本中の基本だと思うのですが、それができない両親。
対策②買い物の無駄がないかヒアリング
見渡すと、年寄りの家独特の雑然とした部屋の中・・・。
結構無駄が多い気がする。
ティッシュにゴミ袋にあちこちにある除菌シート。
ポテチやお煎餅などのお菓子やペットボトルの水。
父曰く、母のおねだりも多いらしい。
対策③公共料金は口座振替に
公共料金等、口座振替できるものは変更しました。
年金がでたら、家賃と公共料金等の２か月分は口座から出さないようにしました。
口座振替の通帳は私が管理することにしました。
対策④袋分け
残りの固定費の新聞代や病院代について２か月分を封筒に入れて管理。
さらに残った分を２か月分の生活費として封筒に入れて、日々の生活はその範囲内でおこなうように言いました。
対策⑤レシート管理
無駄な買い物を防ぐため、レシートを取っておいてもらうことにしました。
面倒ですが、ノートに貼り付けて、私がチェックするようにします。
特に私の両親の場合、家計を父が握っています。
ベテラン主婦でも難しいであろう家計節約は無理なお願いでした。
そして母は介護のことで父に引け目があるため、強く言えない。
私が出しゃばるしかないと判断しました。
対策⑥欲しいものは私がプレゼントする
父も母も、孫もいないし楽しみがないのは事実です。
母なんて歩けないし、病院を行ったり来たりの日々で出かけることすらできません。
ちょっと欲しいものくらい、買ってあげたいという気持ちもあります。
なので、欲しいものはリストアップしておいてもらって、私が予算の範囲内でプレゼントすることにしました。
父は物欲より出かけたい派なので、おこづかいくらいはあげるつもりです。
（でもギャンブルには行ってほしくない）
対策⑦私が１週間に1回は実家にチェックしに行く
これが一番の対策かもしれません。
使い込みしていないかチェックしに行きます。
母が病院に行ってる隙に父がギャンブルで使い込む可能性もあるので。
たまには父を休ませるため、家事も協力しようと思います。
おまけ：自分で対策が取れそうにない場合
私と同じように両親の金銭管理で悩んでいる方の中には、なかなか自分で対策を取れない方もいらっしゃると思います。
そんな方は、社会福祉協議会に相談して、日常生活自立支援事業のサービスを受ける方法もあります。
サービスは有料ですが、相談は無料でしてくれますので、一度相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
何度言っても本人が治らない（出来ない）ことは周りで対策を取るのが得策です。
両親にこうあって欲しい姿を押し付けようとしても、高齢者は家族の言うことは聞かないことが多いので、こちらが動いて対策を取った方が解決は早いです。
コントロールする、という感じですね。
この記事が、私と同じように両親の金銭感覚のことで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
