親のお見舞い、めんどくさいなと思う気持ちと罪悪感

アラフィフに差し掛かったきつねです。
母が1年以上入院しています。
最初のうちはこまめに行こうと思っていたのに、気づけば週1回の目標すら達成できず、「行かなきゃな」と思いながらダラダラ過ごしてしまうことも。

正直、お見舞いに行くのはめんどくさいです。
でも、行かなかったら行かなかったで罪悪感が湧いてくるんですよね。

今日は、そんな気持ちを抱えつつ、私なりにお見舞いと向き合っている話を書いてみます。

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母との関係

今でこそ関係は落ち着いていますが、昔は色々ありました。

両親はお金にルーズで、借金やギャンブルに悩まされました。
お金を貸したり、貸さなかったら責められたり。
しまいには住んでいた団地を追い出されることもありました。

でも、愛情がなかったわけではありません。
幼い頃は食べ物や衣服に困ったこともなく、学校にも行かせてもらえました。
親としてできる範囲で愛情を注いでくれたのだと思います。

だからこそ、「お見舞いくらい行かなきゃな」と思うんです。
でも、「行きたい!」と思えるほどのモチベーションはないのが正直なところ。


お見舞いがめんどくさい理由

・病院の雰囲気が苦手で、行くとどっと疲れる
・自分の時間を大事にしたい(趣味とか家でのんびりするとか)
・「行かなきゃ」と思うと余計にプレッシャーになる
・母が弱っていく姿を見るのがつらい

行かなかったからといって、母から「なんで来ないの?」と責められることはありません。
でも、「父が毎日行ってるのに、私はサボってるな…」と罪悪感が湧いてくるんですよね。


罪悪感との付き合い方

お見舞いに行くと、母は本当に嬉しそうにしてくれます。

「来てくれたんやね!」と、笑顔で迎えてくれる姿を見ると、「やっぱり来てよかったな」と思います。

でも、行かなかったからといって、親不孝だとは思いたくない。

自分の生活があるし、仕事もあるし、趣味だって大事。
親のために自分の時間をすべて捧げるのが正解とも思いません。

だから、こんなふうに考えるようになりました。

・「行けるときに行けばOK」
・「毎週行かなくてもいい」
・「短時間でもいい」

すると、ちょっと気が楽になったんです。


お見舞いのハードルを下げる工夫

1. 短時間でもOKにする

「1時間話さなきゃ」と思うとしんどいので、30分でも10分でもOKにしました。
顔を見せるだけでも母は喜んでくれるので、それで十分。

2. ついでに寄る感覚で行く

「お見舞いに行くぞ!」と気合を入れると疲れるので、買い物の帰りや仕事の帰りに「ついでに寄る」感覚にすると楽になりました。

3. 手ぶらで行く

何か差し入れを持っていかなきゃと思うとハードルが上がるので、「手ぶらでOK」にしました。母も「何もいらない」と言っていたので、気楽に行けるようになりました。

4. 行けない週があっても気にしない

「週1回行く」と決めると、行けなかったときに罪悪感がすごいので、「2週間に1回でもOK」とルールをゆるくしました。


お見舞いは義務じゃなくて、気持ちが向いたときに

罪悪感だけで行くのはしんどいです。でも、「行くと喜んでくれるし、まあ行っておくか」くらいの気持ちで行くと、不思議と気が楽になります。

大事なのは、自分の気持ちを犠牲にしないこと

お見舞いに行かなかった日は、「また近いうちに行けばいいか」と思うようにしました。
母は母で病院での生活を楽しんでいるようですし、父もいるので、そこまで深刻に考えなくてもいいのかなと。

今日も「行かなきゃな〜」と思いながらダラダラ過ごしてしまいましたが、また今度、ふらっと顔を見に行こうと思います。母が喜ぶ顔を見るために。